こんにちは、散歩のすすめ運営者のカズマ (@kzkzmax21) です。
今回は、LGBTQに関するおすすめ書籍11冊を紹介します。
※LGBTQとは、レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー・クィアやクエスチョニングの頭文字をとった言葉で、性的マイノリティ(性的少数者)を表す総称のひとつとして使用されています。
書籍といっても絵本や当事者の自伝本、専門書など幅広く出版されているため、私自身が実際に読んだ本の中から選び、大きく分けて4つの対象ごとに本を分類しました。
- 子ども(幼児〜小学生)
- 若者(中学生〜大学生)
- 保護者&教育現場で働く人
- 企業で働く人
LGBTQについて知りたいと思い本を探している人が購入するときの参考になると嬉しいです。
子ども(幼児〜小学生)
子ども向けのLGBTQおすすめ書籍は3冊です。
難しい言葉で説明するよりも、分かりやすいイラストやストーリー展開で知ることから
始めるといいですね。
1.こどもジェンダー
LGBTQについて学ぶという視点より、もっと前段階で「まずはここから!」な一冊です。
「オトコノコなのにプリンセスをすきなのは、へん?」「オンナノコらしくって、なに?」
と質問を投げかけ、大人が無意識に思い込んでいる世の中の性別による役割を一緒に見直し考えることができます。
子どもが親しみやすいイラストで解説があり、ほとんど漢字を使わず文章が構成されているため、
ひらがなとカタカナが読める年齢の子は1人で読み進められます。
2.王さまと王さま
ある国の女王さまが王子を結婚させ、国をまかせることを決心しました。さっそく世界中の国からお姫さまが呼ばれましたが、王子が好きになった相手は…。
王子さまとお姫さまの物語でなく、王子さまと王子さまが結ばれる物語があっても良い。
どちらも読んで、それぞれの違いを考えいろんな好きを知ることが大切です。
3.くまのトーマスはおんなのこ ジェンダーとゆうじょうについてのやさしいおはなし
トランスジェンダーがテーマの絵本。
女の子になりたいとずっと悩んでいたクマのトーマス。それを打ち明けたら、大好きなエロールはもう友だちじゃなくなってしまうのかな。
本当の自分を打ち明ける勇気を持ったクマのトーマスと、そして打ち明けられたエロールからは「だいじなのはきみがぼくのともだちだってことさ」と温かい言葉が…。
若者(中学生〜大学生)
若者向けのLGBTQおすすめ書籍は3冊です。
1.図解でわかる 14歳からのLGBTQ+
LGBTQに関する32の質問に対して、イラストや図を使って回答していきます。
質問例
- 最近よく耳にするLGBTQ+ってなんのこと?
- LGBTは聞いたことがあるけれど、Q+とは何を表しているの?
- LGBTQ+の人は自分の周りにどれくらいいる?
- LGBTQ+だと学校生活で困ることはあるの?
- トランスジェンダーの人は学校生活をどうしているの?
- 「パートナシップ制度」って何?
- 同性で結婚できなくても、一緒に暮らせればそれでいいの?
- トランスジェンダーの人はスポーツの大会には出られるの?
知らないことを知ることで、変えられる言動はたくさんあります。
2.マンガでわかるLGBTQ+
LGBTの知識だけでなく、カミングアウト・同性婚にまつわるあれやこれや、当事者の心の内をマンガ形式で、大切な話を暗くなりすぎす楽しく学ぶことができる一冊です。
マンガで書かれているため、本を読むことが苦手な人も手に取りやすいですね。
3.自分らしく働く LGBTの就活・転職の不安が解消する本
高校生・大学生が自分の進路を考えたとき、セクシュアリティに関することで不安を感じた人に読んでほしい一冊です。
就職活動について、学校の先生やキャリアセンターの担当者に相談しても、否定されるネガティブな意見を言われてしまう。正直、落ち込みますよね。
でも、我慢して自分を押し殺して就活する必要なんかありません。
自分らしく働く方法はきっと見つかります。大切なのは勇気を出して一歩を踏み出すこと。
LGBTQ当事者の就活・転職についてインタビュー記事を公開しているので、実際に当事者の状況を知りたい人はご覧ください。
保護者&教育現場で働く人
保護者&教育現場で働く人向けのLGBTQおすすめ書籍は2冊です。
子どもと関わる人はどれか1冊でもいいので、手にとって読んでほしいです。自分の子ども時代を振り返ってみると、周囲の大人の発言はとても影響力がありました。
1.改訂新版 LGBTってなんだろう? 自認する性・からだの性・好きになる性・表現する性
困りごとの事例や対応例が細かく載っているため、各学校に1冊は置いてあるといいですね。
個別対応が必要な場面が多く、本書の通りすれば完璧とは言えませんが、一つの指針があるとないのでは初動に差があると思います。
2.先生と親のための LGBTガイド もしあなたがカミングアウトされたなら
LGBTQ当事者の困りごとを場面ごとに一問一答形式で書かれた本。
授業が始まるとトイレに行く・作文の時間にソワソワする(僕、私を使いたくない)などの例があり、「自分だったらどんな声かけができるのか」場面を想像して読んでほしい一冊です。
企業で働く人
企業で働く人向けのLGBTQおすすめ書籍は3冊です。
企業で働く人は、LGBTQについて知らなかったは通用しない時代だと肌感覚があります。社内、社外の取引先・顧客・求職者の中に、必ずLGBTQの当事者はいます。だからこそ、何気ない振る舞いがビジネスマナーとして必要です。
「〇〇をしていけない」「〇〇を言ってはいけない」と難しく考えず、コミュニケーション能力アップと思い自分の言動を見直し、常にアップデートできる人でいたいですね。
1.図解ポケット ビジネスパーソンが知っておきたいLGBTQ+の基礎知識
LGBTQ関係の本は持ち歩きにくいサイズが多い中で、ポケットにはいるコンパクトサイズですが、中身の濃さは十分あります。
基本となる要点をおさえることができるので、デスクの上に置いておきたい一冊。
2.職場のLGBT読本「ありのままの自分」で働ける環境を目指して
LGBTQについて踏み込んで取り組みを進めたい人におすすめの一冊です。
社内でLGBTQ施策の推進担当者になったものの、どこから何から手をつけるべきか分からない人は、
本書を読み全体感を掴みましょう。
3.法律家が教えるLGBTフレンドリーな職場づくりガイド
従業員が実力を発揮できる職場をつくるため、必要な心構えから現場で実践できる事例や指標について書かれた一冊です。
理想像を語った本ではなく、どまでも事実ベースでどの企業も取り入れられる要素があります。
知ってからどう動くはあなた次第
今回はLGBTQに関する書籍を11冊紹介しました。
本を読んで知ったから「当事者を理解してほしい、特別なアクションを起こすべきだ」と押し付ける気持ちはありません。
知識を得ても身近に当事者がいても、誰に何を言われても、受け入れられない人がいるのも事実です。
しかし、「知らない」状態の言動と「知ってから」の言動に少しでも変化があってほしいと個人的には思います。「知ってから」の言動に変化があると信じて、これからも講演したり、自分のできることを続けていきます。
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