ゲイカップルが多様性をムスビ続ける虹紐へこめた思い-虹紐NIJIHIMO-

LGBTや性的マイノリティをご存知ですか?

4,5年ほど前から急速に認知が拡大された言葉。テレビ、新聞、SNSなどメディア媒体で見た聞いた人も多いはず。

カズマ

LGBTを簡単に説明!

  • Lesbian:レズビアン、女性同性愛者
  • Gay:ゲイ、男性同性愛者
  • Bisexual:バイセクシュアル、両性愛者
  • Transgender:トランスジェンダー、性別越境者

LGBTは4つのセクシュアリティの頭文字からできた単語で、セクシュアルマイノリティの総称。
性に関する場面で少数派にあたる人たちを広義の意味でLGBTや性的マイノリティという言葉が使用されています。

電通ダイバーシティ・ラボ2018によると日本におけるLGBTの割合が人口の8.9%、約11人に1人存在すると言われています。

性的マイノリティの存在を知る。知ったからこそ”できること”がある。
新企画、新事業をはじめる人、新しい製品を開発する人がいる。自分の役割や力に応じて、先陣をきって行動できる人はかっこいい。

そして、日常の言動を振り返ってみる”一歩ずつ行動を変えていく人”もかっこいい。思いを身につけることでさりげなく発信してみませんか?

この記事では”LGBT啓発”を目指し「移住者と地域企業」の思いがむすばれた製品をご紹介します。

目次

虹紐プロジェクトとは

大阪から三重県伊賀市に移住したゲイカップルの2人。
そんな2人に伝統的工芸品”伊賀組紐”を製造する糸伍株式会社が虹色の組紐ブレスレッドをプレゼントしたことが始まり。

地域に受け入れられたゲイカップルの「虹色の組紐を多くの人に使って欲しい」思いと、糸伍株式会社の「LGBT啓発に協力したい」思い。

お互いの思いが組紐に負けない強さでギュッとむすばれました。2つの強いオモイが結ばれたことにより素敵な製品が誕生。

プロジェクトには「地域に根ざした暮らしがすべての人に訪れる」多様性が尊重される社会への願いが込められています。

ゲイカップルのほっこりブログ「僕らの移住生活」も要チェック。

虹紐~NIJIHIMO~

虹紐(にじひも)と聞き「虹=カラフル」で派手なイメージを勝手に抱いていました。実物を手にとるといい意味で期待を裏切られた商品。

最初に目がいくパッケージ。とてもシンプルなデザイン。

過度に派手な見た目でなく、落ち着いた黒色のハコ。ざらっとした和紙に近い紙。
細かい説明書きで表面が覆われることもなく。商品名が真ん中にあるのみ。

箱を開けると中身はこんな感じ。

虹紐プロジェクトの趣旨や商品説明が書かれた小さな紙が一枚。品質・素材、使用上の注意が載っています。大切に長期間使えるようしっかりと目を通しましょう。

今回、僕はキーホルダーを購入。ブレスレット、キーホルダー、ネームストラップの3種類があります。

ネームストラップやブレスレットは使用頻度が少ないので、せっかくならいつも持ち歩けるようにとキーホルダーを選びました。

キーホルダーへ何をつけるのか悩みました。皆さんならカバン?カギ?どこにつけますか?

カズマ

慎重な検討の結果、僕はカギをつけました

家のカギは毎日当たり前に持ち歩くので、他の人に見せて話すキッカケづくりにも繋がったらいいなと思います。

日頃から”さりげない発信”の積み重ねが大切。

絹糸が織りなす虹色

虹紐に使用されている伊賀組紐の絹糸。写真では伝えきれないほど艶やかな質感。

指で触れるとしなやかに伸びる。

柔らかさの中に、一本一本の糸が弛むことなピンと引っ張られた丈夫さもあります。

伝統的工芸品の名前が表すよう、昔から守られ継承されてきた職人が生み出す技。
伝統のなかに新たなチャレンジ「多様性をムスビ続ける」というメッセージを込めてひとつひとつ丁寧につくられています。

パッケージと同じように”虹紐”も過度なカラフルで眩しいなんてことはありません。

絹糸が織りなす独特の落ち着いた和の虹色。華やかな和の虹色、年代や性別問わずに身につけやすいですね。

知識を留めず身につける

LGBTの存在を知り、協力したり応援したい”オモイ”を発信。大きな事をするだけが協力ではありません。日ごろの小さな発信こそが強力な協力。

「会話の中でどんな風にポジティブな雰囲気でLGBTを話題にあげたらいいですか?」と難しく考え込む人にオススメ。

虹紐があれば「伝統的工芸品×LGBT」と話すキッカケが簡単に作れます。

僕たちの住んでいる社会にはいろんなマイノリティの人がいる。多様性にあふれた社会があたりまえになる日を目指し、個を活かして一歩一歩進みましょう。

カズマ

朝日新聞DIGITAL版に「虹紐」が取り上げられていました

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