一冊の本で人生は変わる

ゆとり世代だから読む「時をかけるゆとり」

もうすぐ「読書の秋」がやってきます。読書好きな人はいつも以上に本を購入する口実になりますね。

僕も口実ができて嬉しく感じるくらいに「読書」は好きな行為です。

しかし、長編小説や推理物などは読むために「いざ勝負!」と思わず気合いを入れたくなります。

大きな山を登るには荷物の準備が大切で、登山と同じように読みきる準備が必要な本がある一方で、なにも構えず手ぶらでフラフラッと読みきれる本もあります。

優劣をつけるのではなく、どちらも読むタイミングがポイント。

今回はスキマ時間にフラっと構えずに読める作品を紹介。

ツイッターで「オススメ本を募集」と呟いたところ、友人が教えてくれた本です。

自分で選ぶと無意識のうちに片寄った選択になりがちなので、たまに他の誰かのオススメ本を知りたくなります。

目次

時をかけるゆとり

朝井リョウさんが書いた「時をかけるゆとり」

1989年5月生まれ。岐阜県出身。2009年『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2013年、『何者』で第148回直木賞を受賞。他の著書に『チア男子!!』(第3回高校生が選ぶ天竜文学賞)、『少女は卒業しない』『星やどりの声』『もういちど生まれる』『世界地図の下書き』(第29回坪田譲治文学賞)、『スペードの3』『武道館』『世にも奇妙な君物語』『ままならないから私とあなた』エッセイ集『時をかけるゆとり』がある。

 新潮社HPより

便に始まり便に終わる

23編からなるエッセイ集。一つの話が5ページほどで完結するコンパクトさ。
スラスラとテンポよく読みすすめることができます。

大学の講義、サークル、旅行の道中、旅支度など著者が体験した場面がそれぞれの舞台です。

なぜか初めから終わりでも「便」に関するエピソードが登場します。

すでに船は大島に到着していた。こんな到着とはひどい。私の排便にかかる時間の長さを指摘してくる友人に謝罪しつつ、そのへんにいた添乗員さんをひっつかみトイレへ戻った。

本文P102より

途中から何回「便」の話題があがってくるのか、数えようかと思うくらい。

物付きな人はぜひ数えて欲しい。そして教えてください。

何気ない日常をキリトル

著者の朝井リョウさんが過ごした学生時代。数々のエピソードとともに、味のある友人やお母さんが登場。

「こんな人いてた!」とうなづきたくなる場面が何度もありました。

普段の何気ない日常は「キリトル角度」により見え方がかわることを感じました。

ゆとり世代と呼ばれる僕たち

タイトルの「時をかけるゆとり」

某有名、映画作品「時をかける○○」から考えられた題名のような気もするが、あくまでも想像にとどめるのがよさそう。

僕自身も「ゆとり世代」とまとめられる年代です。

学生時から社会人となり働いている現在にいたるまで、どの環境、立場についても「ゆとりは〜」と言われることがあります。

ポジティブな意味よりも、ネガティヴな意味合いで使われがちな言葉。そんなイメージを払拭させる表現だなと僕は思いました。

今後どこかで「ゆとりは〜」と言われる機会があれば、「時をかけるゆとりですがなんでしょうか?」と返答してみたいものです。

カズマ

次は「桐島、部活やめるってよ」を読みます!

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