一冊の本が人生を変える、僕が心の底から感動した一冊を紹介。
「あなたの人生を変えた本はなんですか?」と質問されたら、「これです!」と誇りを持って人に語れる本はありますか?
僕が大きく影響を受けた座右の書を紹介しますね!
「座右の銘ならぬ、座右の書。」たった一冊されど一冊の本。
一冊の本との出会いにより人生が大きく変わることが絶対にあります。
僕の座右の書は、喜多川泰さんの「福」に憑かれた男です。
この本と出会ったのは3年ほど前にふらっと訪れた本屋でした。
買いたい本があった訳ではなく目的もなく本屋を訪れました。どこの本屋か記憶にないくらい無意識にお店へ入りました。
店内の本棚をぼんやり眺め気づいたら、「福」に憑かれた男を手にとっていました。
そしてそのまま中身も読まず、レジに向かっていました。
家に帰る道中は特に変わりなく、面白そうな本を買ったから早く読みたいなと考えていましたね。
まさかこの後、一冊の本に人生を変えるほど心を動かされることになるとは、夢にも思っていませんでした。
帰宅したあとはすぐ部屋に入り、荷物を置きリュックから本を出し、読書を開始。
読み始めてからは一気に夢中で読み進めました。ページをめくる手が止まりません。
読んだ後はこれまで味わったことがない余韻が自分を取り囲んでいました。
福に憑かれた男のあらすじ「小さな本屋と青年の物語」
ある理由から実家の本屋を継ぐことになった青年。
当初は気合い充分、大きなお店にしたいと意気込みます。しかし、なかなか思うように事が進まず、店を閉めようかと落ち込むことに。
実はこれら一連の流れを引き起こしていたのは、青年に憑いている福の神でした。
利益を上げる。商売をしていると大事なこと。
でも、目先の利益にとらわれず、”どうやってたくさん本を売ろうか”だけを考えないことにしました。
まずは、目先の利益にとらわれず、”どうして本を売るのか”を考え動きはじたとき、閉店しようと悩んでいたお店が、いつしか人が人を呼ぶ本屋に変わっていきました。
小さな本屋と青年の物語を通して、出会う人が福の神が沢山のヒントをくれます。そこから自分の人生をつかってどう生きるのかを見つめ直すストーリー。
福に憑かれた男で人間関係の基本が学べる
せっかく縁あって、おまえさんのお店に足を踏み入れてくださったんじゃ。
その人が誰で、何をしている人で、その人のために自分ができることはないか、
くらいのことを真剣に考えないようでは、本屋どころかどんな商売をやってもうまくいかんじゃろ。
福に憑かれた男
「お客さんはお金を支払う人」と見るのではなく、その人がどんな人か興味を持ち知ろうとすることは仕事だけの話ではないと思いました。
毎日を過ごす中で出会った人に対しても、同じことが言えます。
立場、周囲の評価、損得勘定を抜きにして「目の前にいる人に興味を持ち、何かできるかを考える」
簡単に思えることを実行するとなると難しくないですか。
二度と会うことがない、ほんの一瞬だけ、自分には関係ない人だとついつい思いがちですが、縁があって出会ったんだと考えたいと思いました。
2種類ある夢の考え方
考えなければならないのは、どうやって自分の欲しいものを手に入れるかではない。どうしてそれを手に入れなければならないのかである。
考えなければならないのは、どうやって自分の欲しいものを手に入れるかではない。どうしてそれを手に入れなければならないのかである。
福に憑かれた男
僕たちの考える夢には2つに分けられるそうです。
- 達成されればされるほど不安になる夢
- 達成すればするほど幸せになる夢
どうしても〇〇を達成したい、そのためにお金が必要です。
「どうしても達成したい〇〇」がわからないまま、お金が欲しいという気持ちで起業したり、稼げる職業に就いても、どこまでお金を求めればいいのか不安になります。
僕の場合は「どうしても〇〇を達成したい、そのためにマイホームが欲しい。」となります。
「どうしても達成したい〇〇」を自分の中で考えるキッカケになりました。
漠然とマイホームが欲しいのではなく、なぜなのかを明確にすることでモヤモヤとしたものが晴れました。
「家を建てたい」だけだと、熱心に仕事へ打ち込むことが出来ていないと思います。
福の神が憑く3つの条件
「人知れず他の人のためになるいいことをする」
「他人の成功を心から祝福する」
「どんな人に対しても愛をもって接する」
この条件を満たすことが自然と身についている人です。
福に憑かれた男
この3つの条件はいつも目につく場所に置いておきたいと思い、手帳を新しくしたとき、最初のページへ書くようにしています。
「人知れず他の人のためになるいいことをする」
どんなに小さなことでもいいから、人のためになることを行う。それも誰かに見られていないところでする。
道路に落ちている吸い殻を拾うとか、すぐに食べるものなら棚の奥から取らずに手前から取るようにするなどですね。
「他人の成功を心から祝福する」
周囲の成功を邪魔したり妬んだりせず、素直に喜ぶこと。会社だと同僚の出世を羨ましいと考えず、もっと力になれないかと思える位の器が欲しいです。
「どんな人に対しても愛をもって接する」
どんな人にも愛をもって接する。人の好き嫌いをしないこと。
この3つを無意識にできる人に僕はなりたいです。というものの、突然できるようになったりすることではなく
心がけからはじまり、日々の繰り返しで身につくと思います。近道を考えず、こつこつと福の神に出会えるように過ごしていきます。
福に憑かれた男「人生の羅針盤」
「福」に憑かれた男の中では、生き方について向き合いなおす言葉が書ききれないほど詰まっています。
何度もこの本を読んでいますが、読んでいる自分の気分によって引き込まれる場面や言葉が変わってきます。
一回だけでなく何度も読んで味わえる、それが自分にとって座右の書と言える理由です。
この先も変わることなく、人生という長い道をていねいに歩くとき、一つの指針になる、そんなかけがえのない存在です。
「あなたが一番好きな本はなんですか?」
僕にこっそり教えてもらえると嬉しいです。
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