【宅建482時間】独学未経験から1発合格した勉強方法

こんにちは、散歩のすすめ運営者のカズマ (@kzkzmax21) です。

今回は宅地建物取引士、通称「宅建」に合格した僕の勉強時間・勉強方法・使用した教材を紹介していきます。

記事の中では実際に使用していた宅建合格までの管理シートを、誰でも無料でダウンロード出来るようにしています。2025年宅建を受験しようと考えている人はぜひ活用してください。

ちなみに僕自身が不動産業界と関係のない業界で働いているため、初めて宅建というものに触れる初学者向けの勉強方法です。

今回の記事は次のような人におすすめ!
・宅建を独学で合格したい
・オススメのテキストを知りたい
・学習管理シートが欲しい

こんな人には参考にならない内容です。
・自分独自の勉強方法を確立している人
・宅建2回目リベンジ組で課題が明確な人
・予備校、オンライン講座の受講を決めている人

カズマ

資格は取得しただけでは意味がありません!

目次

結論 宅建は独学で合格できます

結論、僕は2024年の宅地建物取引士試験に合格できました。自己採点37点で合格点が37点なのでギリギリセーフの合格でした。しかし、何点でも合格に変わりはありません。

前提条件 偏差値38の大学出身

ちなみに僕自身は頭が良い学校出身ではありません。
いま調べたところ偏差値38くらいの大学で、高校は偏差値42程度です。そもそもいまだに偏差値というものにピンと来ないくらい。

一所懸命に受験勉強をして来た経験のない僕でも、ポイントを押さえて学習することで宅建に合格できました。

不動産業界と関係ない業界で働いています

現在(2024年12月時点)、32才で不動産業界とは縁もゆかりも無い業界で働いています。そして、仕事に関係ない資格だけど、興味があるから取得したいと宅建合格を計画しました。

差し迫って必要な資格ではなかったので、独学で受験する方法を選択しています。これが何が何でも合格しなければならない状況だと独学を選んでいないかも知れません。

宅建初学者向け「効果的な勉強スケジュールの作り方」

ここからは独学で宅建に合格するための具体的な方法をまとめていきます。   

合格までのポイントは次の6つです。

①前年度の過去問を解く
②試験内容や出題範囲の傾向を調べる
③スケジュール作成
④テキスト選定、購入
⑤学習管理
⑥YouTubeの活用

現在地を知る「前年度の過去問を解く」

まずは「前年度の過去問」を解き、自分の現在地を知りましょう。

「宅建 2024年 問題」と検索すればすぐにPDF形式でダウンロードできます。とにかく今すぐ解いてください。それからこの記事へ戻って来てください。

「え?試験内容を調べたり、テキストで基礎を学んでからじゃないの?」と皆さん思いますよね。

ここが独学の超重要ポイントです。事前情報なしで過去問を解くことで、自分にあった教材を選びやすくなります。

僕の場合、初めて挑戦した過去問は「16点/50点」でした。問題文の意味や何を聞かれているのか用語が分からず散々な結果です。

しかし、どんな問題文を出されるのか雰囲気を掴めれば良いので点数は関係無いです。

たまに3〜5種類と色んなテキストを購入する人もいますが、僕はあまりオススメしません。1つの教材をやり込むほうが点数アップに繋がります。

自分に適した教材を選ぶことができれば、後はモチベーションに左右されず決めたペースで学習を続けるのみ。この学習ペースを可視化するために、学習管理シートを活用してみてください。

丁寧に下調べを行ってから学習したい人は、予備校やオンライン講座を活用する方法が合っていると思います。
どちらもわかりやすく試験の専門家が作成したテキストやカリキュラムが用意されており、初学者にとって安心して学習を進めやすいです。

過去問の活用

全分野の1週目が完了したら、過去問を解く。1回目よりも少しだけ問題の意味が分かるようになる。得点は気にしない。本番の試験で合格ラインを取れたら良いのです。僕は40点を目標点にしていました。

教材2週目も同じことの繰り返しです。繰り返し音読すると、1章にかかる勉強時間が短縮されます。そして、過去問を解くと自分の苦手が分かります。

3〜4週目に差し掛かると、40点台を取れる過去問も出てくるはず。僕は40 点を取れる過去問は一旦解くのを止めました。

5〜6週目になると、覚えている部分と覚えられていない部分が明確になってきます。ここからは間違えた問題文と解答をノートに書き写し、ひたすら苦手潰しを行います。

1〜2ヶ月前は問題を解くことに軸を置きましょう。仕事でも下調べに時間をかけず、まずは実践あるのみ「何事もやってみないと分からない」と僕が尊敬する人たちは口を揃えて言います。

試験内容や出題範囲の傾向を調べる

前年度の過去問を解いた後、ようやく試験内容や出題範囲を調べてみましょう。

宅建試験は不動産に関する知識だけでなく法律や税金など幅広く問われます。
大きく4つの分野「権利関係、宅建業法、法令上の制限、税・その他」に分けることができます。過去問を解き、学習管理シートに得点を記入し、自分の弱点や不得意な分野を把握します。

該当部分を集中し教材でインプットすれば、無駄な時間を使わずに効率よく学習することができます。

・主な流れ

前年の過去問を解く

現在地を知る。問いの出され方、言いまわしを知るため。

教材1週目「権利関係」

第一章までと範囲を区切る。テキスト音読、ノートに書き写す、YouTube学習。

分野別「権利関係」の過去問を解く

第一章の範囲に該当する問題を解く。間違えた部分はテキストを読み直す。

教材1週目「権利関係」

第二章までと範囲を区切る。テキスト音読、ノートに書き写す、YouTube学習。

→以下、繰り返し。権利関係の1週目が終われば、宅建業法のテキストを進める。

宅建教材の選定と購入理由

実際に僕が購入した教材はわかって合格る宅建士シリーズで揃えました。

①基本テキスト
②分野別過去問題集
③過去問
④一問一答セレクト
⑤セレクト予想模試

購入理由は書店で宅建テキストを見比べて、一番読みやすいと感じたからです。色使いもシンプルなデザインでスッと自分で学習を進められる感覚がありました、

他にはイラストが豊富なもの、文字のフォントが丸くてかわいいものなど、テキストにより特徴があります。

僕は日頃から読書が好きで、映像媒体より文字でインプットすることが得意なので、文字派の人に「わかって合格る宅建士シリーズ」はとてもオススメです。

事前に過去問題を解いているので、どんな文面で問題を出されるのか頭にあるため、テキストを選びやすいと思います。

みんなが買っているから、有名な人が紹介しているからと言う他人軸で選ばず、自分に適したテキストを選ぶことが独学の必勝方法です。

カズマ

自分が読みやすいテキストを選びましょう!

【無料DL可】学習管理シート

学習を開始する前におよその目安としてスケジュールを立てましょう。

僕は下記の「学習管理シート」を活用して勉強を進めていきました。
トータルの学習時間は482時間でした。

「宅建 合格時間」で調べると、300〜500時間という個人差が大きすぎる目安が見つかります。勉強時間は200時間の勉強時間で合格する人する人もいれば、1000時間かけても合格できない人もいるため、あまり固執する必要はありません。

大事なのは自分のペースで試験に向けて得点力を高めることです。

下記リンクは閲覧者の制限をかけているため、ダウンロードしてご利用ください。

こんな感じで赤文字でGOAL(目標)を記入し、1月に◯◯分野を勉強する!のように全体感を作ります。

そして、日々の学習記録はその日やった分野と時間を記入し管理しました。コメント欄には、その日に学んだ知識や用語、感想、翌日にやることを書きます。

大枠から細分化することで、自分の決めたスケジュールからブレずに進めることができます。

シート内容

  • スケジュール:全体の勉強スケジュールを立てる
  • ◯月〜◯月:1ヶ月に何時間、どの分野を勉強したか記入
  • テキスト:該当分野をいつ勉強したか記録
  • 過去問:どの分野が得意か不得意か把握(40点以上取れるまで解答しました)
  • 予想問題集:どの分野が得意か不得意か把握(40点以上取れるまで解答しました)
  • 解答用紙:印刷して使用する(迷った問いはなぜその選択肢を選んだか理由を記入)

学習管理シートは宅建以外にも使えるので、ぜひダウンロードして自分用にカスタマイズしてみてください。

宅建合格に使用した教材

独学で宅建に合格するために使用した教材は「わかって合格る宅建士シリーズ」で揃えました。

④一問一答セレクト
⑤セレクト予想模試

著:TAC宅建士講座
¥2,860 (2024/12/09 16:38時点 | Amazon調べ)
著:TAC宅建士講座
¥2,090 (2024/12/09 16:38時点 | Amazon調べ)

注意!!過去問セレクト予想模試はまだ2025年版が販売されていません。(2024年12月現在)

【秘伝】テキスト教材と予想問題集は別会社を選ぶべし

注意!!出る順宅建士 当たる!直前予想模試はまだ2025年版が販売されていません。(2024年12月現在)

直前の予想問題集は「2024年版 出る順宅建士 当たる!直前予想模試」を使用しました。

ここでポイントがあります。テキスト教材と予想問題集は別会社を選ぶこと。

テキストを繰り返し学習すると、どうしてもその教材の言いまわしに慣れてしまいます。その慣れを逆手にとり、直前の予想模試は別会社を購入します。

同じことを質問されていても普段と違う表現を使用されると、凡ミスが起きたり、理解の薄い部分が見つかります。

色んな傾向に触れることで、本番の試験で慌てず落ち着いて挑むことができます。

テキストと予想模試を同じ会社で揃えれば、解説がテキストに連動していて分かりやすいメリットもありますが、試験の直前期までくれば基礎は固まっているはず。

詳しい解説がなくても、なぜ自分が間違ってしまったのか、どの知識が足りていないのか把握できます。

むしろこの状態まで持って行かないと、独学での合格は難しいと思います。

学習の順番

僕はテキスト順に学習を進めていきました。

①権利関係→②宅建業法→③法令上の制限→④税・その他

学習の順番に正解はないので、継続できそうな順番を自分で決めましょう。

宅建 YouTubeチャンネル3選

移動中の耳学習、イメージしづらい部分、ゴロ暗記をするときに、YouTubeをがっつり活用しました。広告を飛ばす作業は無駄でしかないので、YouTubeプレミアムに課金しましょう。

・あこ課長の宅建講座

パワーポイントのスライド画像と音声での解説があるので、初期のころ、宅建用語のイメージを膨らませるときにお世話になりました。ありがとうございます!

・とにかく楽しく宅建合格チャンネル

長尺動画が多くあり、移動時間中に繰り返し耳学習をしました。いい意味で独特なパワポの使い方が芸術的で見る価値あり。ありがとうございます!

・宅建吉野塾

全科目出るとこ総まとめを直前期に視聴。本当に試験に出そうな細かい点を学べます。独学だと浅く広くなってしまうので、めちゃんこ助かりました。ありがとうございます!

カズマ

皆さんの解説力のおかげで合格できました!ウルトラ感謝です!

番外編「地味にやってよかった3つのこと」

万人にオススメはできないけど個人的にやってよかった勉強方法を3つ紹介します。

壁に貼り付け作戦

トイレの壁に暗記ゴロを貼り付けて、ぶつぶつ唱えていました。35条書面、37条書面を覚えるのに時間がかかりました。

テキストに書き込まない

僕はテキストに書き込んだりマーカーを引いたりせずに勉強しました。

繰り返し見るページに付箋を貼りますが、真っ白のテキストを見ると本当に勉強したの?と思われるかも知れません。

テキストを音読→ノートに記入→イメージが沸かない部分はYouTube→問題を解く→今日学んだことを思い出して書き出す→この繰り返し

ノートはこんな感じ。

ぐちゃぐちゃで自分でも何を書いているか分かりません(笑)

イメージと用語を頭にインプットすることが目的なので問題ありません。芸術的にまとめられた綺麗なノートの真逆を突き進みます。

誰かに見せる書類はもう少しだけ読める字を書くので、字が下手くそすぎるという突っ込みはスルーさせていただきます(笑)

SNSで仲間探しをしない

勉強方法から話はズレますが、SNSで勉強仲間を作る必要はないと思います。

否定する気持ちはありません。その人の性格によっては誰かと一緒に応援しあうことで、力を発揮できる人もいます。

自分の学習記録用の意味合いで活用するのはいいかも知れませんが、必要以上にSNSに時間を使ってしまう労力が勿体ない。

・あの人はこの教材を使用しているから、真似しようかな
・◯時間も勉強していてすごい
・自分は忙しいのにあの人はいいな〜
・SNSでコメントをもらうことが目的になっている
・聞いてもいないのに、勉強方法のことで絡まれて疲れた
・試験終了後、合格者の投稿を見たくない
・不合格だった人に対して、◯◯だから落ちるんだと持論をぶつける人

試験後に「宅建」というキーワードで検索するとこんな感じのことが出てきました。
もちろん、SNSを効果的に活用している人もいますが、僕自身は時間を使わなくて良かったと思います。

以上が、独学未経験の僕が宅建合格までの勉強方法です。

合格は出来ましたが不動産業界で働く予定は今のところありません(笑)

カズマ

これから勉強を始める人の参考になると嬉しいです!

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